108bones Technical Notes
108bonesが日々勉強している技術系のメモ。 初心者に優しいサイトを目指します。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

障害対策 : Dial Tone の利用
障害発生時に、とりあえずユーザがメールを使えるようにする技術として Dial Tone というものが
あるそうです。ヘルプで調べましたが、日本語では見つけることが出来なかったので、以下のURL
を参考に検証しました。

■ Technet - Dial Tone Recovery
http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb310765.aspx

■回復用ストレージ グループを使用してメールボックスを回復する方法
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/aa997694.aspx

当然何パターンか回復方法があるようですが、今回は同一サーバで別ストレージに Dial Tone
データベースを作って検証をしてみました。微妙にやり方あっているのか不安ですが、動いたので
紹介だけしておきます。

■前提 ドメイン:misaki.com DC兼Exchange:KEN-W23E

1. ストレージグループ : SG1、データベース:MBD1、TestUser メールボックスをつくります。
New-StorageGroup -Name:"SG1" -Server:KEN-W23E
New-MailboxDatabase -Name:"MBD1" -StorageGroup:"SG1"
Mount-Database -Identity:"MBD1"
New-Mailbox -Database:"SG1\MBD1" -Name:"TestUser" -FirstName:"Test" -LastName:"User" -UserPrincipalName:"testuser@misaki.com" -OrganizationalUnit:"misaki.com/Users"
※パスワードは聞かれた時に入力するか、 ConvertTo-SecureString を利用してください。

2. owa で接続して、予定を 1 件作ります。
dial_tone_01.gif

3. データベースのバックアップを取得します。
dial_tone_02.gif

4. Dial Tone 用に ストレージグループ : SG2、データベース:MBD1 を作成します。
※データベース名は揃える必要があるようです。
New-StorageGroup -Name:"SG2" -Server:KEN-W23E
New-MailboxDatabase -Name:"MBD1" -StorageGroup:"SG2"
Mount-Database -Identity:"SG2\MBD1"

5. ここで障害が発生したと過程します。以下のコマンドを実行してユーザを Dial Tone
  データベースに接続できるようにします。(ここでは TestUser だけ)
Move-Mailbox -Identity:TestUser -TargetDatabase:"SG2\MBD1" -ConfigurationOnly -Confirm:$false

-ConfigurationOnly を付けることで、実際のデータは移動せず、接続先情報だけ移動します。

6. owa に再度接続します。登録した予定が存在しないことを確認し、別の予定を作成します。
dial_tone_03.gif


7. 元のストレージグループで回復用ストレージグループとデータベースを作成します。
また元のデータベースと回復用データベースで上書を有効にします。
New-StorageGroup -Recovery -Name:"RSG" -Server:KEN-W23E
New-MailboxDatabase -MailboxDatabaseToRecover:"SG1\MBD1" -StorageGroup:"RSG"
Set-MailboxDatabase -Identity:"SG1\MBD1" -AllowFileRestore:$true
Set-MailboxDatabase -Identity:"RSG\MBD1" -AllowFileRestore:$true

8. 先ほど取得したバックアップを復元します。(Windows のバックアップツールから SG1 向けに
  復元すれば OK です。)
※今回別にファイル破損している訳ではないのですが一応復元。

9. 回復用のデータベースをマウントしてデータを回復します。
Mount-Database -Identity:"RSG\MBD1"
Restore-Mailbox -Identity:TestUser -RSGDatabase:"RSG\MBD1" -Confirm:$false

10. 以下のコマンドを実行してユーザを元のデータベースに接続できるようにします。
Move-Mailbox -Identity:TestUser -TargetDatabase:"SG1\MBD1" -ConfigurationOnly -Confirm:$false

11. owa に接続して、初めに登録した予定が存在することを確認します。

12. 回復用ストレージのデータベースと、Dial Tone 用のデータベースをアンマウントします。
Dismount-Database "RSG\MBD1"
Dismount-Database "SG2\MBD1"

13. Dial Tone 用のデータベースファイルを回復用ストレージの保存先へコピーします。
※MDB01.edb と log ファイル

14. 回復用のデータベースをマウントしてデータを回復します。
Mount-Database -Identity:"RSG\MBD1"
Restore-Mailbox -Identity:TestUser -RSGDatabase:"RSG\MBD1" -Confirm:$false

15. 再度 owa に接続して、両方の予定が見れることを確認します。
dial_tone_04.gif

以上で回復も終了して、無事に使えるようになりました。
最後に回復用ストレージグループを削除すれば終了です。
Remove-MailboxDatabase -Identity:"RSG\MBD1" -Confirm:$false
Remove-StorageGroup -Identity:"RSG" -Confirm:$false
del -Path:'C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\Mailbox\RSG' -Recurse

個人的に気になる点としては、手順 13 の手動でファイルコピーするところなんですが、
これって本当はコマンドでできたりするのかもしれません。あとは Restore-Mailbox の
使い方を詳しく調べてみたいです。

実際にはこれらの作業はほとんど ツールボックスのデータベース回復管理で実行できます。
GUI の方が簡単に分かるのでお勧めですが、コマンドの方が何をやっているかより正確に
把握できると思い、今回はコマンドで検証してみました。

早くヘルプが日本語化されるといいですねぇ。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://108bones.blog71.fc2.com/tb.php/128-f55a3a92
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。